PEOPLE

Special Interview vol.24 SHETA part-1

2017.10.04

今回は、ティーンエイジャーの頃よりスケートボード、ヒップホップ、そしてグラフィティにどっぷり浸かっていたSHETA(シータ)。独特なタッチによるPOPなイラストの世界......そこに込められたストリートカルチャーへの愛を語ってもらった。2回に渡っておくるインタビュー前編。


- SHETAくんは、湘南育ちなんだよね? 


SHETA はい、鵠沼です。父親がサーフィンをしていて、その影響が大きいですね。周りにはサーファーやスケーターがいっぱいいて、同級生の中にはプロサーファーになって世界を舞台に活躍している人もいます。鵠沼という土地は、普段の生活にスケートやサーフィンが根付いている場所ですね。


- スケートボードを始めたのは、いつ頃?


SHETA 中学3年の頃です。鵠沼の今のスケートパークが出来る前、まだプールだった時代です(笑)。スケートボードのビデオを見まくっている中から、ヒップホップやグラフィティに興味を持って......そんな10代ですね。その中学3年の時から「SHETA」という名前でグラフィティを描いていました。


- スケートボードはストリート?


SHETA はい、もっぱらストリートです。当時は今みたいにランプとかパークもあまりなかったですし。



- 影響受けたスケートのビデオは?

SHETA スパイク・ジョーンズが監督した『GIRL』(注:カリフォルニア発のスケートボードブランド)のビデオですね。特殊効果を入れた映像、カッコイイ音楽とか......グラフィックデザインに興味を持ったのも、このビデオからという部分があります。当時の『GIRL』とかのちょっとPOPなグラフィックがヤバイなと。湘南にはT-19のCHAKAさん(注:現在はHORICHIKAとして活動)とかいて、スケートとグラフィティは自然とクロスオーバーしていました。僕も中3でスケート始め、同じくらいからノートにずっとタギングして......高校時代も部活に入らず、友達とスケート、そんな毎日でした。

- 音楽は?

SHETA ヒップホップばかりですね。NASとかギャング・スター、ビースティ・ボーイズとか好きでしたね。その一方で、De La SoulとかROOTSとかも聴いたりしていました。

- 絵は?

SHETA グラフィティばかりですね。同時から今に繋がるPOPな感じで。今描いている手法も、グラフィティと大学時代に学んだ日本画のテクニックを混ぜた感じなんです。グラフィティの黒いアウトラインを入れるというのが今も基本になっていますね。

- 大学では美術系なんですね?

SHETA そうです。でも、大学では美術の勉強よりDJにどっぷりハマってました(笑)。本時代的には、渋谷ハーレム&DJマスターキー全盛の感じですね。そんな中で、気でDJやっていこうと(笑)。で、僕がDJしてもPOPなテイストなんですよね、選曲とか。ヒップホップの中に、ジャクソン5とかモータウンものを入れていったり。自分にとって、絵も、グラフィティも、DJも「POP」なところが一緒というか、変わらないというか。

- 「POP」っていろんな捉え方があると思うんだけど、自分自身にとって「POP」はどんな感覚? キャッチーとか?

SHETA Happyみたいな感じです。後々、仕事を一緒にさせていただくリップスライムさんの「POP」感も大好きで、そのあたりの感覚かなと。リップスライムさんがメジャーデビューする前、僕が中学2-3年頃からよく聴いていて。

- DJから絵の世界に入るキッカケは?

SHETA 大学時代にクラブのレギュラーDJを何本か入れるようになったんですが、耳の調子が悪くなってしまって。それなら自分の好きなグラフィックデザインでTシャツとか作ってみようかなと。それで大学の授業もちゃんと受けるようようになって(笑)。今のイラストの方向性・手法は、手探りの部分もあったのですが、回りの反応や反響に励まされながら頑張っていました。


- イラストレーターとしてやっていけると思ったターニングポイントは?

SHETA 原宿の某セレクトショップとの出会いですね。そのショップの「POP」な世界が自分的にピッタリで、すぐに「僕、イラストを描いているので、置いてくれませんか?」と話していました。その内にショップからイベントをやるから、そのTシャツをデザインして欲しいと声をかけてもらって。この時ですね、多くの人が自分の描いた絵が広がっていく、驚きと喜びを感じたのが。その後、「X-ClosetでTシャツをリリースしていこう!」と言ってもらって。このショップを通じて、いろいろな場所や多くの方を紹介してもらたったり、本当にたくさんのことを教えてもらいました。そして、この頃にプロのアーティストとしてやっていこうと決意が固まったんです。



---次回、インタビューpart2では、売れっ子アーティストとして、各方面から仕事の依頼を受けるようなったこと、そして今回JADEのスニーカーを書き下ろしたことなどを話してもらいます。---



<次号予告!!>

SHETAが独特のPOPなタッチで
JADEのスニーカーを描き下ろし!
描くスニーカーはこちらの「TOP MASTER」

Profile / SHETA(シータ)

湘南出身。親しみとユーモア溢れる作品を色鮮やかさと大胆かつ力強い線で表現するアーティスト。誰もがHappyで笑顔になれるPOP ARTを創り続ける。
グローバルブランドとのコラボレーションやミュージシャンなどのグッズのイラストを描き起こすほか、ディスプレイデザインやCDジャケットなどのアートワークも手掛ける。

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