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Special Interview vol.31 YAMATO / Dancer

2017.12.22

“シカゴ・フットワーク”と聞いて、どんなダンスか想像がつくだろうか? そんな疑問に、日本での“シカゴ・フットワーク”シーンを牽引するYamatoが答えてくれた。「簡潔に言うと、最速のダンスです。観てもらうのが一番かな」。まずは、彼が出演したJADEのPVを、そして、このYamatoのインタビューをチェックして欲しい。


ダンサーYamatoとJADEの出会いは約7年前に遡る。当時のJADEは、ブランドをスタートしたばかり、一方のYamatoも現在のような"シカゴ・フットワーク" ではなく、別のダンススタイルでレッスンやワークショップなどを行なっていた。そんな時、Yamatoの受け持つクラスに、JADEのシューズ紹介の話があったという。「ダンサー向けのシューズブランドの誕生と聞いて、驚きました! いよいよ、そんな時代が来たかと」



時は流れ、YamatoはNYやLAに渡り、現地のダンスシーンを体感。LAでは"シカゴ・フットワーク"最高峰のダンサーのひとりであるキング・チャールズに師事。彼がリーダーを務めるダンスチームの Creationに加入し、ここ日本でのシカゴ・フットワークの普及に力を入れている。最近は、某有名デニムブランドのワールドワイドのプロモーション動画に登場するなど、大活躍中。そんな中、JADEからのカタログ&PV出演オファー。「最初にJADEを知った頃とは僕自身のダンススタイルも変わり、新しいビジョンを持っている今こんな再会があって、うれしかったですね」



今回、JADEのシーズンカタログ&PVでYamatoは、アーティストの大門弥生と共演。

PVでは、Yamatoとともに大門弥生はシカゴ・フットワークのステップを披露している。

「大門弥生ちゃんとは、撮影前に1回だけ会ったんです。彼女がPVで一緒にシカゴ・フットワークを踊ってくれるというので、リハでレクチャーしますと。その時の様子で結構いい感じになりそうな予感はありました。ただリハの時間も正味1時間くらいだったので、その後彼女は撮影まで練習していたみたいで。普通はすぐに踊れないんですよ。彼女の才能とプロ意識にはびっくりしました。
撮影当日は、道なき道を歩いていく、海を望む廃墟のような建物のロケーションにも驚かされました。実はこの映像の音楽を担当したのは、僕の友人でもあるケント・アレキサンダー(ペイズリーパークス)というDJで、彼のトラックが1日中流れる中での撮影というのもフレッシュな気持ちで楽しめました」。

“ステップ至上主義”ともいえそうなシカゴ・フットワークとシューズブランドのコラボレーションに、Yamatoのモチベーションは高かった。早いだけじゃなく、“スピード&ストップ”あるいは“細かな動きと大きな動き”のコントラストなどに、シカゴ・フットワーク独特のトリックで“映える足元”を演出。



「今回、撮影を通して、様々なJADEのシューズを自分で履いてみて、その細部のこだわりを実感しました。例えば、今日も履いたブラックの型押しレザーのハイカットスニーカーは、高級感のあるルックスとストリートのエッジ感のミックスでカッコ良くお気に入り。また、ランニングシューズフォルムのデニム生地スニーカーも一見カジュアルなんだけど、ゴールドパーツを使ってさりげなくゴージャスな感じがいいですね。こういう“小さな主張”があるスニーカーが好みです。僕はいろいろなファッションが好きで、今日みたいなストリートっぽいカジュアルだけでなく、その日の気分でテーラードジャケットを着てモードっぽい日もあるので、ドレスシューズもラインナップするJADEはぴったりだなと。あと自分のダンススタイルからするとシューズが“軽ければ軽いほどいい”ってわけじゃないんです。どちらかというと、ソールと足を包み込むボディの一体感を重視します。そんな僕にとって、JADEのシューズの重さのバランスが絶妙!」。


Yamatoの言葉を借りれば、ダンスにも“アスリート寄り”“ストリート寄り”があるという。彼の中では、「アスリート的なスタンスも大切なんだけど、見た目のカッコ良さも絶対大事。このカッコ良さの追求というのは、ストリートっぽいフィーリングだと思うし、僕が長年ダンスをやってきて、目指しているもの。JADEのスニーカーにも、アスリート的な機能面、ストリート的なカッコ良さ、両方があると思う」

“ストリートダンスとしての可能性”

今、Yamatoが見ている世界には、“ストリートダンスとしての可能性”がある。自分のルーツ=ストリートにプライドを持ちつつ、自分自身や“シカゴ・フットワーク”を多くの人に知ってもらい、その価値を上げていきたいと言う。


「シカゴでは30年の歴史があるシカゴ・フットワークですが、日本ではまだまだ入ってきたばかり。今、このダンスを好きだと言ってくれる若いコたちのためにも、僕がいろんな道を作らないといけない。その道とは、ダンスバトルでナンバー1になることかもしれない。ダンスレッスンのクラスを持つことかもしれない。あるいは、テレビ番組やCMに出るパフォーマーになることかもしれない。アンダーグラウンドやメジャーといったフィールドに関係なく、いろんな可能性を広げてみたい」



年末には、中東ドバイで開かれるスニーカーフェスティバルにて、ダンスパフォーマスを披露するというYamato。これからも彼の活動から目が離せない。

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